買いたい方

~マイホーム購入の流れ~ 憧れのマイホームを購入するには、様々な準備や手続きが必要です。事前に確認、注意すべきことが数多くありますので、まずは全体的な流れを解説いたします。

 1.情報の収集

 条件(物件の種別、地域、予算など)を整理したうえで、情報を集めます。収集方法にはWeb、新

 聞広告、折込チラシ、住宅雑誌等があります。

 

 2.資金計画を立てる

 自己資金や住宅ローンの借入れ、月々の返済額や期間、金利。そのほか諸経費等、マイホーム購入の

 ためには計画が大切です。また、物件を購入するときに必要な諸経費は、おおよそ新築物件で購入価

 格の約5%~10%、中古物件は約8%~13%見ておくとよいでしょう。

 

 3.物件の見学

 購入したい物件が中古住宅の場合は、情報元の不動産会社に連絡をします。新築住宅の場合は、事前

 予約をして、モデルルームや物件を見学します。

 

 4.購入申込み(住宅ローンの事前審査(仮審査))

 【中古住宅】媒介業者が用意する購入申込書に必要事項を記入して申し込みます。申込金が必要な

 場合もあります。※媒介業者:購入希望者や売主から依頼を受けて不動産の購入や売却の媒介(仲介)

 行を行う不動産会社

 【新築住宅】売主業者に直接申し込みますが、媒介業者がいる場合は中古住宅と同じ流れになります。

 

 (住宅ローンを借りる予定がある場合は、不動産売買契約の前に住宅ローンの事前審査(仮審査)が

  必要となります。事前審査に通過すれば、不動産売買契約に移ることができます。)

 

 5.媒介契約の締結

 媒介契約を締結して、売買契約が成立したときの報酬(仲介手数料)の額、支払方法等を決めておき

 ます。

 

 6.重要事項説明

 不動産売買契約の直前に、重要事項説明書を読み合わせます。物件の説明書と契約書案を兼ね備えて

 いる書類です。宅地建物取引士から説明を受けて、物件状況や契約条件について確認することが大切

 です。内容が理解できないときは読み合わせ中に質問し疑問点を解決しましょう。

 

 7.契約の締結(住宅ローンの本申込&本契約)

 重要事項説明書の後に不動産売買契約書を読み合わせ、記名押印を行います。不動産売買契約書は物

 件を購入するにあたり、とても重要な書類です。この書類の内容を理解していないと思わぬトラブル

 に発展する可能性があります。重要事項説明書と同様に内容が理解できない場合は、宅地建物取引士

 に再度説明をしてもらうなどして、きちんと理解することが重要です。

 

(不動産売買契約書の締結が完了した後は、住宅ローンの本申込を行います。住宅ローンを利用する

 場合は、住宅ローン特約という事項を不動産売買契約書に記載します。特約には期限を設定するた

 め、すぐに住宅ローンの本申込を行う必要があります。また、住宅ローンの本申込が通過したら金

 融機関と金銭消費貸借契約を締結します。住宅ローンを借りる場合にも諸費用が必要なため、あら

 かじめ金融機関に住宅ローン諸費用を確認しておきましょう。)

 

 8.決済・引渡し、入居、登記完了

【中古物件】売主・買主・媒介業者が一堂に会し、買主の代金の支払い(決済)と売主の建物の鍵お

 よび所有権移転登記に必要な書類の引渡しを同時に行います。必ず司法書士が立ち会います。

【新築物件】建物の登記は買主が最初の所有者として保存登記されますので、必要書類を事前に司法

 書士に提出します。登記が完了すると登記識別情報(権利証)が買主に送付されます。

 

 9.確定申告

 住宅ローンを利用して不動産を購入した場合、一定の要件を満たすことにより住宅ローン控除を受け

 ることができます。住宅ローン控除を受けるためには、物件を購入した年の確定申告を行う必要があ

 ります。不明な点は税理士、税務署の相談窓口等で確認します。